レッサーパンダちゃん

修理希望のメールに添付された写真は20年以来の家族という言葉を表していて、ふさふさの毛が広範囲に無くなっていました。

ご依頼主様が長い間、とても可愛がっておられたのでしょう。

レッサーパンダちゃんを送ってくださった時に同封されてきた手紙にも、「大切な家族を預けるのは大変勇気のいることですが…。」とありましたので、なお一層気持ちを引き締めて対応させていただきました。

修理内容はご依頼主様と相談しながら以下の通りとしました。

すなわち綿を抜いて洗う。綿は新しいのに取り替える。毛が薄くなっている様な所には植毛する。ぱっちり目、可愛い口、短い茶色い手足、リボンは現物を使用する。鼻は取り替え可能であれば取り替える。

お尻や左目の下の毛の割れについては、少し長めに植毛する事で対応させていただきました。

仕上がりが別物のようにしたくないという強いご希望がありましたので、特に注意しながら作業いたしました。

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（修理前）

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（修理後）

家に帰ったレッサーパンダちゃんをご覧になったご依頼主様は、ありがとうとおっしゃってくださいました。

喜んでいただけたようで私たちも、ほっと胸をなでおろしました。